2005年12月31日

■2005年度、映画の総括

 2005年度、観賞記録です。劇場37本、DVD52本の観賞でした。後半にペースダウンしたのが響いて目標には届かず・・・。来年はもう少し劇場での観賞を増やせたら良いなぁ〜と思っています。
 
 TB、コメントをいただいた皆様有難うございました!今年一年お世話になりました・・・!来年も宜しくお願いします!!

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posted by ルーピーQ at 21:59| 千葉 ☁| Comment(5) | TrackBack(9) | ■閑話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月30日

■リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

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 サム・ビック(ショーン・ペン)は、別居中の尊マリー(ナオミ・ワッツ)と3人の子供を取り戻すため、事務器具の販売員として再就職する。しかし不器用なサムは成績も伸びず、口先だけの営業を強いられることにも不満を感じていた。そんなある日、裁判所からマリーとの婚姻解消通知が届き、新ビジネスのための融資も却下されてしまう。絶望的な状況下、サムの目に映っていたのは“ウォーターゲート疑惑”の渦中にいるニクソン大統領だった・・・。

 1974年に起きたハイジャック未遂事件を基に映画化した作品。

 純粋な正直さを持つ男、サム・ビック。純粋さ故に社会に適応しきれない彼が次第に自身を追いつめていき、その矛先がアメリカンドリームを踏みにじった象徴としてのニクソン大統領に向けられるまでの過程が淡々と描かれる。

 仕事も家庭も希望通りにはいかないことは、誰にでも経験があることだ。それを世間や政治に転嫁し、そんな現実から逃れるように夢想することも。生活のために、時には嘘を吐かなければならないという現実を受け入れられない不器用なサムが、純粋であるが故に徐々に歪んでいく様が痛々しい。

 自分の精神と社会との“完璧な調和”を求めているようなサムの姿には、得体の知れない不気味さを感じ苛立ちすら覚える。それはサムが抱える孤独が理解の範疇にあるからであり、純粋であることや正直であることが必ずしも評価の対象にはならないことへの憤り、そんな社会に対しての不安や恐怖がそう感じさせているのだろう。自らの名を他人に刻むように言うサムが、希望に裏切られた男の象徴として哀れで悲しく映る。

 派手さがない分、余計に重くのしかかる作品。ショーン・ペンの演技に引き込まれた。


ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。


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「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」DVD発売中!
posted by ルーピーQ at 02:16| 千葉 | Comment(11) | TrackBack(17) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月17日

■電車男

電ヤ男.jpg

 
 秋葉系ヲタクの青年(山田孝之)が、電車の中で酔っ払いに絡まれていた美女(中谷美紀)を助け、お礼にエルメスのティー・カップをもらう。女性と付き合った事がない彼はこの出来事に舞い上がり、インターネットの掲示板に書き込んだことから住人たちにアドバイスを受けることになり・・・。 

 電車の中で絡まれていた女性を助けたことがきっかけで掲示板に書き込んで、「ヲタク」から変身を遂げようと奮闘する「電車男」。物語は電車男の勇気と成長を描きながら、一方でネットの中の顔も名前も知らない人々の生活にも少しずつ影響を及ぼしていく過程を描いていく。

 ヲタクの青年が一人の女性と出会い、恋をしたことで生まれる様々な“奇跡”。この作品は初めて恋をした時の切なさやもどかしさ、そんな思い出すと気恥ずかしくなるような感情を想起させてくれる。ありえないと思いながらも電車男を応援したくなり、さながら自分が掲示板の住人の一員になったような気分になった。
 
 掲示板の書き込みから始まってどんどん広がりを見せた電車男だが、この作品の最後には映画版とTVドラマ版のコラボレーションがある。映画版の主人公からドラマ版の主人公に受け継がれた勇気は、どこかでまた誰かに受け継がれていくのかもしれない。そんな印象を抱くラストだった。

 
ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。


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2005年12月11日

■Mr.&Mrs.スミス

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 南米で情熱的な恋に落ちたジョン(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)は、結婚し、晴れて「Mr. & Mrs. スミス」となる。5〜6年後、夫婦に倦怠感が生まれていたある日、ふたりはお互いの「裏の顔」を知ってしまう。ジョンは建築業を隠れ蓑にした凄腕の殺し屋、そしてプログラマーのジェーンは暗殺組織のエースだったのだ・・・。

 最強の殺し屋の男女が、互いの素性を知らないまま結婚。しかし結婚生活も5〜6年経って、そろそろ倦怠期になっていた。そんな時に、お互いの素性がバレてしまったら・・・。物語は、どこにでもありそうな問題を抱えた夫婦が、双方が互いに敵対する組織のメンバーだった為に巻き起こる騒動を、コミカルに描きながらド派手なアクションで見せる痛快なラブコメディだ。

 お互いの正体が明らかになりそうな緊迫感や、ジョンとジェーンの仕事の腕をもっと見せて欲しかった気もするがそこはそれ。素性がバレてしまった後に繰り広げられる大迫力の夫婦ゲンカは、日頃のストレスを発散できそうなくらいパワフルで、ある意味爽快ですらある。中でも自宅での大乱闘シーンは、プライベートでも話題の二人という事で息の合ったコンビネーションを見せてくれる。

 倦怠感を吹き飛ばすには、強力な刺激が必要だということだろうか。冒頭とラストに挿入されるカウンセリングシーンは上手い演出で、思わず笑ってしまった。良い意味でハリウッド的娯楽映画であり、難しく考える必要がないサービス満点の仕上がりになっている。


ルーピーQ的評価・・・★★★・☆三つ星半です。


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2005年12月05日

■実写版「テニスの王子様」で、島谷ひとみがジャージ姿に

歌手・島谷ひとみ(25)が、来年公開される映画「テニスの王子様」(アベ ユーイチ監督)でスクリーンデビューすることが4日、分かった。同映画は週刊少年ジャンプで連載中の大人気漫画の実写化で島谷が演じるのは青春学園テニス部の顧問・竜崎スミレ役。本人も中学時代にテニス経験があるだけに、ぴったりの役柄だ。教師役らしく、珍しいジャージー姿で作品に花を添える。
 
 4度目の紅白出場が決まったばかりの島谷が、スクリーンデビューを飾る。歌手の中でも女優経験が豊富で、03年にドラマ「僕だけのマドンナ」(フジテレビ系)、翌年にはミュージカル「スター誕生」などに出演したが、映画出演は今回が初めてとなる。

 「テニスの王子様」は週刊少年ジャンプで許斐剛(このみ・たけし)氏が描く人気漫画を実写化したもの。よくある“スポ根”ものとはひと味違い、テニスを愛する少年たちをスタイリッシュに描いた新しいスポーツ漫画だ。 
 99年に連載がスタートして以来、30巻までのコミックは累計3000万部を超える大ヒット。01年にはテレビアニメ化され、今年1月には劇場版アニメが公開され35万人を動員。03年にミュージカルにもなり、小中学生を中心にテニスブームを巻き起こしている。
 
 島谷自身、中学校時代にテニス部に所属し、地域の大会で優勝経験もあるほど。役どころは映画「HINOKIO」に主演した本郷奏多(15)が務める主人公の越前リョーマらが所属するテニス部の顧問・竜崎スミレ役。映画では原作より年齢も主人公たちに近くなった設定で、島谷は「生徒の努力を陰から見ているような役」と受け止めている。
 すでに撮影にも参加。「普段とはまた違う世界でしたが、楽しい空気の中で演じることができた」とエンジョイしている様子だ。大好きなスポーツを題材にした作品だけに思い入れも十分。「今の時代にここまでスポーツに燃える少年たちがいるのかな、と思うほど熱いスポーツ少年の思いをストレートに表現している映画。ぜひたくさんの人に見ていただきたい」と話している。…スポーツ報知

 
 島谷ひとみさんがスミレ役とは、またずいぶん年齢設定が違いますね〜。原作のスミレのように、リョーマ達を特訓したりするんでしょうか。
 「テニスの王子様」が実写映画になる事を今日知りました(汗)「テニプリ」の世界観が、実写でどの程度表現できるのか、不安半分期待半分といったところ。登場人物たちの“必殺技”がどんな映像になるのかは必見ですね。…ルーピーQ




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posted by ルーピーQ at 23:57| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | ■映画情報 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月01日

■12月公開の気になる映画

 12月公開の気になる作品をピックアップ!ルーピーQ的期待度が高い作品順にラインアップしました。今月は5本の紹介です。


■Mr.&Mrs.スミス (12月3日公開)

ブラピ.jpg

ストーリー: 南米のエキゾチックなホテルで、警官が暗殺者を探して個人で宿泊をしている客をかたっぱしから尋問していた。それぞれ個人宿泊者だったジョン(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)はお互いをカップルと偽り尋問を逃れる・・・。

期待度 ★★★★☆・・四つ星

公式サイト:http://mr.smith-john.net/



■エンパイア・オブ・ザ・ウルフ  (12月10日公開)

ジャン・レノ.jpg

ストーリー: 優しい夫と、ささやかな結婚生活を送っていたアンナ(アーリー・ジョヴァ−)は、夫の記憶だけなくしてしまうという奇妙な病気にかかっていた。そのころ、パリ10区では、女性の惨殺死体が下水道で連続して見つかるという猟奇殺人事件が発生していた・・・。

期待度 ★★★・☆・・三つ星半

公式サイト:http://www.eow.jp/index2.html



■キング・コング (12月17日公開)

キングコング.jpg

ストーリー: 冒険映画を撮影するために幻の孤島“スカルアイランド”にやってきた監督のカール(ジャック・ブラック)と脚本家のジャック(エイドリアン・ブロディ)、そして女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)は、島で巨大な生き物と遭遇する・・・。

期待度 ★★★・☆・・三つ星半

公式サイト:http://www.kk-movie.jp/top.html



■男たちの大和 YAMATO (12月17日公開)

YAMATO.jpg

ストーリー: 2005年4月、真貴子(鈴木京香)は鹿児島県枕崎の漁師・神尾(仲代達矢)に60年前、戦艦大和が沈んだ場所まで舟を出してほしいと懇願した。真貴子を乗せた小型漁船を走らせているうちに神尾の脳裏にも60年前の出来ごとがよみがえってきた・・・。

期待度 ★★★☆☆・・三つ星

公式サイト:http://www.yamato-movie.jp/



■ロード・オブ・ウォー  (12月17日公開)

ニコラス・ケイジ.jpg

ストーリー: レストランで働く平凡な男ユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)は、偶然銃撃戦に巻き込まれたことから、武器商人として生きていく道を思い立つ。弟のヴィタリー(ジャレッド・レト)とともに武器売買の事業を始めるが・・・。

期待度 ★★★☆☆・・三つ星

公式サイト:http://www.lord-of-war.jp/index2.html





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posted by ルーピーQ at 12:44| 千葉 ☀| Comment(3) | TrackBack(3) | ■映画情報 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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