2005年11月25日

■フォーガットン

ジュリアン.bmp

 9歳の一人息子を飛行機事故で亡くして14ヶ月、テリー(ジュリアン・ムーア)は愛する息子の死から立ち直れずにいた。息子のタンスを開け、中を整理して過ごす毎日。夫はテリーに精神科医の通院を勧めた。ある日、自宅に戻るとリビングに飾られた親子3人の写真から息子が消えていた。それだけでなく、息子が使っていたもの全てが忽然と消えていて・・・。

 息子の存在してした証が次々に消滅していき、残ったのは自分の“記憶”のみという状況に陥った主人公・テリー。この提示された謎は、テリーと同様の不安定な状態に観客を誘っていく。序盤から中盤にかけては、ミステリー好きが期待感を抱くには充分な展開で物語に引き込まれていくことだろう。

 ただ鑑賞中に、中盤辺りからイヤな予感がしていたのだが、この予感が的中してしまいラストでは思わず苦笑することになってしまった。「亡くなった息子の存在が、自分以外の中から消えてしまう」というアイデアのみの作品になってしまっている。中盤までの展開は良かっただけに、なんとも残念な印象だった。

 この作品のオチを許容できるか否かが、評価の分かれ目ではないだろうか。正当なスリラーを期待すると、肩透かしを食らうことは間違いない。前半はサスペンス、後半はSFという方向性が定まらない構成に戸惑いがなければ、案外楽しめる作品かもしれない。

ルーピーQ的評価・・・★★・☆☆二つ半星です。


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