
シカゴの弁護士、ジョン・クラーク(リチャード・ギア)は穏やかな人柄でオフィスの人気者。家庭には良き妻と子供が待っているが、心のどこかに虚しさが付きまとっていた。そんなある日、通勤電車からぼんやりと外を眺めていたジョンは、ダンス教室の窓辺に佇む美しい女性ポリーナ(ジェニファー・ロペス)の姿に目を留める。彼はつい電車を途中下車し、ダンス教室へと足を踏み入れる・・・。
1996年度日本アカデミー賞で13部門を独占した、周防正行監督の「Shall we ダンス?」 をリメイクした作品。
ジョンがダンスを始めるきっかけとなった経緯に弱さを感じるが、周囲の個性的なキャラクターにも助けられて、ダンスにのめり込んでいく様子やダンスが上達していくときの楽しさが伝わってくる。中でも、リンク役を演じたスタンリー・トゥッチの存在が光っている。
競技会で踊るリチャード・ギアの様子は、まさに独壇場であり華麗の一言に尽きる。このダンスシーンを観るだけでも、この映画を観る価値はある。一人の男が空虚な心を埋める過程をコミカルに描写しつつ、最後には夫婦として理想の在り方について終着する点などは、いかにもハリウッド映画らしい作りだろう。安定したエンターテイメント作品になっている。
ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。
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