
ヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)、クラウス(リアム・エイケン)、サニーのボードレール3姉弟妹は裕福な両親の元、何不自由なく暮らしていた。ある日、海辺で遊んでいる3人に恐ろしい知らせが届く。自宅が全焼し、両親は焼け死んでしまったというのだ。こうしてボードレール家の3姉弟妹は、ある日突然孤児になった。身寄りのない3人は、遠縁の親戚・オラフ伯爵(ジム・キャリー)に引き取られる。しかし、伯爵は欲張りな悪人で、3人の受け継いだ遺産を横取りしようと画策していた。次々と襲い掛かる不幸を、3姉弟妹は知恵と勇気ではねのけていくが・・・。
全世界で40言語に翻訳され、3000万部を売り他げているベストセラーの「世にも不幸なできごと」シリーズの映画化。
「世にも不幸せな物語」との題名で少々構えてしまった。しかし物語は題名から受ける印象とは違い、“発明の天才”ヴァイオレット、読んだ本は全て暗記しているという“本の虫”クラウス、どんなものでも噛み付いてしまうというサニー・・・個性豊かな姉弟たちが、機知に富んだアイデアで次々にオラフ伯爵の罠を跳ね除けていく。その姿は、不幸を感じさせるよりも前向きであり、観ていて痛快な気分にさせてくれる。
多少詰め込み過ぎた感もあるものの、一癖ある大人たちの中でも逞しく生きている子供たちは思わず応援したくなる。単純明快で、年齢を問わず観賞できる痛快なファンタジー作品になっている。エンドロールに流れるアニメも凝っていて、作品の雰囲気が良く表れていた。
ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。
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