
Mr.インクレディブルことボブ・パーと妻のヘレンは、かつて世の中の平和を乱す悪と闘い、人々を危機から救い出す大活躍をしていた。ところが、15年前のスーパー・ヒーロー制度廃止を機に、夫妻は一般市民として暮らすことを余儀なくされ、3人の子供たちヴァイオレット、ダッシュ、ジャック・ジャックと共に、“普通”の家族生活を送ろうと努力していた。再び世界を救うことを夢見続けるボブの元に、ある日、謎の手紙が届く。それは、彼と彼の愛する家族にとって、想像を絶する冒険の始まりだった・・・。
引退し、普通の生活を営む元スーパー・ヒーローが、再びスーパー・ヒーローとして悪に立ち向かう姿を描く。
まず、登場人物の動きや表情が豊かだ。インクレディブル一家が団らんの際に繰り広げる騒動などは、スーパー・ヒーローの一家ならではの特性が良く現れているので、その場面を観ているだけでも楽しい。また、それぞれのキャラクターが個性的で、その特徴が活かされた特技を持っているのも面白い。
CGの素晴しさに目を奪われがちだが、物語も“家族愛”や“夫婦愛”といったテーマがしっかり描かれている。意気消沈していたボブが、徐々に活力を取り戻しながら家族と共に敵に立ち向かう姿は痛快である。誰にでも経験のありそうな悩みを抱いたボブには、家庭を持つ人々はより共感できるのではないだろうか。
明快なストーリー展開は年齢を問わず観賞でき、肩の凝らないエンターテイメントとして仕上がっている。
ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。
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