
1939年のニューヨーク。突如、空から巨大ロボットが舞い降り、街を破壊し始めた。新聞記者のポリー(グウィネス・パルトロウ)は、カメラを手にスクープを狙い外に出るが、危うくロボットに踏み潰されそうになる。間一髪を救ったのが、ポリーの元恋人で、空軍パイロットのスカイキャプテン(ジュード・ロウ)。ポリーは、このロボット襲来が、頻発する科学者たちの誘拐事件に関係するとにらみ、キャプテンと共に調査を開始する。そこには、世界の存続に関わる邪悪な計画が存在していた・・・。
セピア色の画面やストーリー展開が一昔前の漫画を想起させ、懐かしいような印象を与える。巨大ロボットが街を襲う中、スカイキャプテンことジョー・サリバンが颯爽と登場し、見事にポリーの危機を救う場面などは、まさにそれである。この漫画的設定に、違和感を感じることがなければ物語に入り込めるだろう。
序盤は「スカイキャプテン」の名の通り、空中で戦いが繰り広げられる。ビルの間を戦闘機がすり抜けていくシーンはなかなかの迫力だ。ただ中盤から後半は一変し、なんでもありの様相を呈する。スカイキャプテンというせっかくの設定が活かされていないのが残念だ。
ジョーとポリーのコミカルな会話にレトロムービーの雰囲気を愉しめながら、最新のデジタル映像技術も目にすることが出来る。童心にかえってシンプルに楽しむ冒険ものである。
ルーピーQ的評価・・・★★☆☆☆二つ星です。
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