2005年04月01日

■ナショナル・トレジャー

ナショナル.bmp

 4千年の歴史を誇る伝説の秘宝。幾多の戦乱を逃れ、フリーメイソンに守られてきたこの秘宝は、1779年に独立戦争中のアメリカで忽然と痕跡を絶った。秘宝の行方を三代に渡って追い続けてきたゲイツ家の末裔ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、その封印を解く鍵がアメリカ独立宣言書にあることを突き止める。ゲイツは公文書館の美人博士アビゲイル(ダイアン・クルーガー)に面会を求めるが、彼女はゲイツの情報を信じようとしない。その頃、秘宝を我が物にしようと企む野心家イアンの魔手が独立宣言書に迫っていた。ゲイツはイアンの裏をかき宣言書を盗み出す計画を立てるが・・・。

 独立宣言書や、一ドル札に纏わる謎を次々に解き明かしながら進むストーリーはテンポが良く、トレジャーハント・ムービーの醍醐味であるハラハラ、ドキドキ感の中、さながらRPGの主人公になったような感覚で物語に引き込まれていく。

 トレジャーハントの舞台を現代にした事や、暴力による流血シーンが一切ない事も大きな特徴だろう。幼い頃よりの夢を諦めず、困難な状況に立ち向かうゲイツはの姿はディズニーならではのメッセージが溢れていて、大人も子供も安心して観賞できる良質の冒険物となっている。

 アクションシーンが少なめな事や、謎解きの部分が多少あっけない点に物足りなさを感じるものの、独立宣言書を盗み出す際のテクニックや、イアンとの攻防、合間に挟まれるジョークなど見応えも十分で、気楽に楽しむことができる。

 ゲイツの相棒である天才ハッカー、ライリー役を演じたジャスティン・バーサの好演が印象に残った。


ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。


posted by ルーピーQ at 23:40| 千葉 | Comment(13) | TrackBack(16) | ■映画レビュー -劇場観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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