2005年04月30日

■4月の映画雑記 〜勝手にランキング〜

 4月中の映画観賞記録と共に、独断にてランキングを発表します!一位の作品はルーピーQが勝手に殿堂入り(永久保存版)にします。(要はDVD買うだけ)

●「アビエイター」★★★・☆
●「いぬのえいが」★★・☆☆
●「インファナル・アフェアV」★★★★☆
●「エターナル・サンシャイン」★★★★☆
○「感染」★★☆☆☆
○「ギャング・オブ・ニューヨーク」★★★☆☆
○「グラディエーター」★★★★☆
○「SAW ソウ」★★★・☆
○「血と骨」★★★☆☆
●「ナショナル・トレジャー」★★★☆☆
○「フォーン・ブース」★★★☆☆
○「メメント」★★☆☆☆
○「予言」★★☆☆☆

五十音順。●は劇場観賞、○はDVD観賞。
評価は五つ星中。「・」は半分の表記。

 4月は、新作5本、DVD8本、計13本の観賞でした。今月のルーピーQランキング栄えある!?一位は・・・

         「インファナル・アフェアV -終極無間-」

に決定〜!一位のこの作品は、めでたくルーピーQのDVDコレクションへ殿堂入りします!終極無間1作が・・というとりも、シリーズ通しての殿堂入りですね。非常に思い入れのある作品になりました。ちなみに、ルーピーQはしばらくの間「インファイナル・アフェア」だと思ってました。うぅ・・・。

 二位「エターナル・サンシャイン」 三位「アビエイター」
(「グラディエーター」は既に殿堂入りを果たしているので除外します。)

 来月も、永久保存版にできるような映画に出会えることを期待しつつ・・・。


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posted by ルーピーQ at 01:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■映画鑑賞記録&ランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月28日

■NETAJIN -陣内智則-

陣内.bmp 

【ネタ順】
▼飛行機 ▼オウム ▼はじめての○○ PART 1 ▼羊が一匹・・・ ▼おもひで ▼はじめての○○ PART 2 ▼水晶玉 ▼ゲームセンター ▼物売り屋さん ▼はじめての○○ PART 3 ▼彼女の部屋 ▼悩み相談 ▼はじめての○○ PART 4 ▼視力検査 ▼卒業式 ▼エンディング

 陣内智則さんの2004年6月に行われた単独ライブの模様が収めてあるDVDです。陣内さんを初めて見たのが「エンタの神様」なのですが、大人から子供まで楽しめる解りやすさで笑わせてもらいました♪ 映像を上手に使っている点や、人を不快にさせる事のない作り込まれたネタは完成度が高いです。

 ちなみにこのDVDの中で、ルーピーQが個人的に好きなネタは“オウム”です。シチュエーションと会話のすべてが伏線になって進む秀逸なネタで、オウムとの掛け合いには思わず笑ってしまいました。いま気になる芸人さんの一人です☆ 


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posted by ルーピーQ at 01:48| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■お笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月26日

■グラディエーター

グラディエーター.bmp

 西暦180年、大ローマ帝国。皇帝マルクス・アウレリウス(リチャード・ハリス)は、将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)に全幅の信頼を置き、次期皇帝の地位を約束する。だがそれを知ったアウレリウスの息子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)は皇帝を殺害。マキシマスに罪をなすりつけ処刑を企てる。間一髪で逃げ延びたマキシマスが故郷に帰ると、そこには変わり果てた妻と息子の姿があった。その後、彼は奴隷商人プロキシモ(オリヴァー・リード)の手に落ち、死ぬまで戦う事を義務づけられた剣闘士として、ローマが誇る巨大コロシアムに出場する事になるが・・・。

 将軍から剣闘士“グラディエーター”に身を落としながらも、ローマのために戦いに身を投じていくマキシマスの姿を壮大なスケールで描く、歴史スペクタクル・ロマン。

 「すべてはローマのために」 力と名誉を重んじる、誇り高き将軍マキシマス。実直であるが故に訪れる苦境や葛藤に、それでも立ち向かうマキシマスの姿は理想的な英雄だ。兵士に限らず周囲の人間が彼に従い慕うのは、その人柄にこそだろう。家族を愛し、故郷への帰還をただ望むマキシマスの苦悩や葛藤を、ラッセル・クロウが好演している。

 ゲルマニアでの戦いや、巨大コロシアムにおける戦闘シーンは圧巻の一言に尽きる。また、マキシマスが語る故郷の風景が、その対比としてより美しく印象に残る。155分という時間を長く感じさせる事なく一気に見せるストーリー展開に人間ドラマだった。


ルーピーQ的評価・・・★★★★☆四つ星です。


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posted by ルーピーQ at 00:55| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

■メメント

メメント.bmp

 ロサンジェルスで保険の調査員をしていたレナード(ガイ・ピアーズ)。ある日、何者かが家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。その光景を目撃してしまったレナードは、ショックで前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)となってしまう。彼は、記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていく・・・。

 この作品を観ると、10分間で記憶が消去してしまうという特異な状況に置かれたレナードの感覚を擬似体験する。というのも、10分間隔で時間が逆回転していくからである。この構成を受け入れられるか否かで作品の評価も変わるのだろうが、私には混乱を招くものでしかなかった。結末から始まるというミステリーとしては斬新な構成かもしれないが、作品全体としては緩慢な印象を受ける。 

 前向性健忘と時間軸の逆転という組み合わせは面白い。このアイデアを効果的に使う事ができれば、作品の質も上がったと思う。初見だけでは解りづらさだけが残る作品だった。

ルーピーQ的評価・・・★★☆☆☆二つ星です。


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posted by ルーピーQ at 00:32| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月22日

■インファナル・アフェアV -終極無間-

ラウ.bmpヤン.bmp

 潜入警官のヤン(トニー・レオン)が殉職し、10ヶ月が経過した。警官として生きる決意をしたラウ(アンディー・ラウ)は、事件について、「ヤンを撃ったのは潜入マフィアのラムで、そのラムを自分が射殺した」と証言し、一時的に庶務課へ移動となる。その間ラウは、警察内に残る潜入マフィアを自らの手で始末してきた。ある日、保安部のヨン警視(レオン・ライ)の部屋で、巡査部長のチャンが自殺する。内務調査課へ復帰したラウは、ヨンが潜入マフィアであるとにらみ、その身辺を調べ始めるが・・・。

 インファナル・アフェア三部作の完結編である今作は、ラウの視点で物語が進んでいくと同時に、ヤンの殉職前、唯一の幸せだった時間も挿入されている。

 今回は、より登場人物達の内面に踏み込んだストーリーとなった。ラウの、「善人になるチャンス」を求めていながらも、保身の為に潜入マフィアを消していかねばならない矛盾や葛藤と共に、今作から登場のヨン警視との攻防が、前二作同様の緊迫感で描かれている。

 この作品では、「無間道」に踏み込んだ者たちの因果や因縁といった、救いようのない現実が根底にあり、辿るのは悲劇的な末路だ。それでも登場人物たちに感情移入する事ができるのは、そこに到る過程を丹念に描き、境遇が対極にありながらも何処か似ているラウとヤン、二人の対比がキャラクターに深みを与えているからだろう。

 過去と現在が交錯する構成は、時に観難い印象を与え、また一作目程の疾走感が感じられないものの、それを補って余りある魅力的なストーリーとキャラクターで一気に作品世界に引き込まれる。骨太の人間ドラマであった。


ルーピーQ的評価・・・★★★★☆四つ星です。


インファナル・アフェア レビュー

インファナル・アフェアU -無間序曲- レビュー



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●インファナル・アフェア トリロジーBOXはこちら●
posted by ルーピーQ at 01:22| 千葉 ☀| Comment(34) | TrackBack(62) | ■映画レビュー -劇場観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月20日

■「ハイド・アンド・シーク」に別バージョンのエンディングが!

ハイドアンドシーク.bmp

4月23日に公開されるロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニングの初共演が話題のスリラー『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』に通常のエンディングと違う“禁断のアナザーエンディング”が5大都市限定地区で公開される事が決定した。このバージョンはあまりの過激な内容にアメリカ本国では事前告知なしに公開され、話題になったいわくつきのもの。・・・FLiX

-禁断のエンディングを公開する劇場-

東京地区・・  T-JOY大泉 AMCイクスピアリ
大阪地区・・  ナビオTOHOプレックス 伊丹TOHOプレックス
福岡地区・・  AMCキャナルシティ
札幌地区・・  札幌シネマフロンティア
名古屋地区・・ イオンシネマワンダー

・・・ということです。どちらのエンディングバージョンを観に行くか迷ってしまいます。“アナザーエンディング”と通常エンディングを見比べることができれば一番なのですが〜。・・・ルーピーQ


『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』公式サイト・・http://www.foxjapan.com/movies/hideandseek/


posted by ルーピーQ at 00:33| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | ■映画情報 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月18日

■フォーン・ブース

フォーンブース.bmp

 マンハッタン、タイムズスクエア。自称一流のパブリシスト、スチュ(コリン・ファレル)は、今日もアシスタントを従え、携帯電話からクライアントや業界に口八丁でビジネスをまとめ上げている。そんな彼はアシスタントと別れた後、1台の電話ボックスに立ち寄り、女優のパメラに電話を掛けた。スチュは彼女をモノにしようとしていたが、上手くいかずに受話器を置く。その刹那、今使っていた公衆電話のベルが鳴り、思わず受話器を取ってしまう。すると電話の主は、“電話を切ったら殺す”と脅迫してきたのだった・・・。

 始めから終わりまで、全てが電話ボックス内で繰り広げられる密室劇。犯人や警察との息詰まる攻防が、緊張感たっぷりに描かれるサスペンスである。

 “電話ボックスから出てはいけない”という制約を設ける事により、緊迫感を生み出す事に成功している。まさにアイデアの勝利と言っていいだろう。無駄のない脚本で、80分間を一気に見せている。 主役のコリン・ファレルも、電話ボックスという限られた空間内で、切迫した空気を保ちつつ、傲慢であった男が改悛していく姿を上手く演じていた。

 惜しむべきは、肝心要の犯人の動機が希薄であった為に、物語が急速に萎んでしまったことだ。この点を捻ることができたなら、もっと作品の完成度は高まったのではないかと思う。

ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。


posted by ルーピーQ at 00:02| 千葉 | Comment(9) | TrackBack(26) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月17日

■アビエイター

アビエイター.bmp

 若き富豪ハワード・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)の夢は、世界的映画監督と航空家。1930年、莫大な予算をつぎ込んだ映画『地獄の天使』を成功させたハワードは、航空会社を買収し、ライバル社パンナムとの探りあいの中、軍飛行艇ハーキュリーズの開発に乗り出す。1946年、テスト飛行中に墜落したハワードは、瀕死の重傷を負ってしまう。空軍からは、戦争の終結を理由にハーキュリーズの契約を取り消されたうえ、軍用資金横領の疑いで公聴会に出席することになるが・・・。第77回アカデミー賞、5部門受賞作品。

 アメリカに実在した、大富豪ハワード・ヒューズの波乱に満ちた人生を描いた作品。映画と飛行機に並々ならぬ情熱を注ぎ込む一方で、キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)や、エヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセール)ら大女優と繰り広げる恋愛模様と、やがて強迫神経症に侵されていく姿を辿っていく。

 ヒューズの映画創りや飛行機造りに対するあまりに徹底した完璧主義ぶりは、観ていて感嘆すると同時に驚愕ものである。彼の偉業は、大富豪の道楽で始めたものならば達成出来なかっただろう。才気にあふれたヒューズの大胆で繊細な人物像を、レオナルド・ディカプリオは上手く演じている。また、ケイト・ブランシェットもレオに勝る存在感で、奔放で魅力的な女性を演じていた。

 あくなき追求心で次々と偉業を成し遂げるが、女性に対する姿勢までもがその性格を発揮する。極端すぎるその行動は、深い孤独に起因したものなのかもしれない。潔癖症であるヒューズが、ヘップバーンが口にしたミルクを自分も口にするシーンが印象的だ。

 終盤の核でもある公聴会で、上院議員を相手に演説し、論破したシーンはまさに爽快だった。日本ではあまり馴染みのない偉人、ハワード・ヒューズという人物を知らしめる事ができた、大作と呼ぶに相応しい作品だったと思う。

ルーピーQ的評価・・・★★★・☆三つ星半です。

posted by ルーピーQ at 02:32| 千葉 | Comment(6) | TrackBack(19) | ■映画レビュー -劇場観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

■感染

感染.bmp

 老朽化と経営不振に双方から直面している病院で、患者を死なせてしまうという医療事故が発生する。外科医の秋葉(佐藤浩市)と内科医の魚住(高嶋政信)は、保身のために隠蔽を図る。そんな時、内臓が溶け出すという不気味な症状を発症した患者が担ぎ込まれてくる。今まで遭遇した事のない原因不明の病に、揺れる秋葉と魚住。しかし、真の恐怖の根源はすでに感染を始めていた・・・。

 今作は、Jホラーシアターの第一弾で、公開時は「予言」と同時上映。病院という閉鎖空間で巻き起こる恐怖を描く、シチュエーションホラー。

 夜の病院という定番の舞台に、精神的に追いつめられている医師や看護婦たちと、謎の感染症患者・・・。十分すぎるほど揃った舞台設定や効果音は、ホラー映画としての役割を果たし、それだけで恐怖感を与えるだろう。加えて俳優陣の演技、中でも佐野史郎や南果歩といった実力派たちの怪演は、より作品の雰囲気を盛り上げている。

 感染ルートも解らないままに、次々と未知のウィルスに「感染」していく人々に対して、為す術のない閉塞感の中、緊張感を保ちつつストーリーは進んでいく。しかし、物語の核となる感染ルートのタネ明かしが釈然とせず、終盤に来ての突然のサイコホラー的展開に戸惑いを覚えた。ジャパニーズホラー独特の心理的恐怖を味わうには物足りなかったように思う。 


ルーピーQ的評価・・・★★☆☆☆二つ星です。



posted by ルーピーQ at 09:15| 千葉 ☀| Comment(11) | TrackBack(10) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月14日

■予言

言.bmp 

 家族と共に車で帰省先から東京に戻る途中、里見(三上博史)は、急ぎの仕事を片づけるため電話ボックスに立ち寄るが、ふと目に留まった古びた新聞の記事に凍りつく。そこには、娘・奈々の事故死を伝える見出しがあった。日時は、その日のその時刻。里見の様子を見に、妻・綾香(酒井法子)が車を降りて近づいてくる。その瞬間、大型トラックが、奈々だけを残した車に激突する。3年後、娘の死をひきずりながら、妻とも別れ、抜け殻のように暮らす里見の元に、死を予言する新聞が再び届く・・・。

 近作は、Jホラーシアターの第一弾で、公開時は「感染」と同時上映。つのだじろうの漫画「恐怖新聞」が原作で、一片の新聞から始まる恐怖の連鎖を描いている。

 この作品は、「ホラーテイストの入った家族愛が中心のドラマ」といった印象を受け、全体的に緊迫感に乏しい。題材は良いが素材を活かし切れていない感があり、“未来を予言する新聞”に対する恐怖や苦悩があまり伝わってこなかった。純粋にホラーを期待すると肩透かしを食ってしまう。もう少し、心理的恐怖を追求しても良かったのではないだろうか。

 新聞を恐怖の対象とした着眼点は面白く感じた。身近な題材に恐怖を見出す発想が、近年のジャパニーズ・ホラー台頭の要因かもしれない。

ルーピーQ的評価・・・★★☆☆☆二つ星です。



予言 DVD発売中!

posted by ルーピーQ at 00:28| 千葉 🌁| Comment(4) | TrackBack(4) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月13日

■血と骨

血と骨.bmp

 1923年。成功を夢見て祖国から大阪へ渡った金俊平(ビートたけし)。朝鮮人集落での裸一貫の船出から、持ち前の腕力と上昇志向で自分の蒲鉾工場を構えるまでにのし上がった俊平だが、並外れた凶暴さと強欲さで悪名も高く、家族までがその存在を怖れていた。俊平の息子・正雄は、父を「頭のおかしいオッサン」と軽蔑しつつ、その巨大さに憧憬とも畏怖ともつかない感情を抱く。そんな折、俊平の息子を名乗る武(オダギリジョー)が現れ、金家に転がり込んで好き勝手に暮らし始める。俊平の存在にびくともしない武の姿に、正雄は羨望の眼差しを注ぐが・・・。 第28回日本アカデミー賞3部門受賞作品。

 梁石日の自伝的小説を映画化したこの作品は、金俊平というあらゆる欲望に対して貪欲な「怪物」に巻き込まれた周囲と、大正から昭和という激動の時代を生きた朝鮮移民の姿を描いた壮絶な物語である。

 暴力によって周囲を支配する父、家庭を支えながらも、俊平の支配から逃れられずに神に縋る母、父から逃れたい一心で望まぬ結婚をするが、母と同じ道を辿る姉、そんな家族の中で育ち、父を嫌悪しつつも次第に似通っていく正雄・・・。金家の描写は過酷の一言に尽きる。負の螺旋とも呼べる源泉には金俊平の存在があり、その生命力と存在感にはただ圧倒された。この凄絶な男を演じられるのは、ビートたけしを措いて他にいないだろう。また鈴木京香も、俊平に翻弄されながらも耐え続けた女性の生涯を熱演し、その確かな演技力を見せていた。

 「血は母から、骨は父から受け継がれる」 登場人物の誰もが、血と骨の呪縛から逃れる事ができない。金家の人々のように「金俊平」という人物に嫌悪感を抱きつつも、最後まで目を離す事ができなかった。壮烈な家族の肖像を描いた力作である。

ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。

posted by ルーピーQ at 00:17| 千葉 🌁| Comment(10) | TrackBack(15) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

■いぬのえいが

いぬのえいが.bmp

 広告代理店でプランナーを務める山田(中村獅童)は、ドッグフードのCMを手がけたことから、子どもの頃かわいがっていた迷い犬のポチを思い出す。久しぶりに当時住んでいた街を訪ねた山田は、元同級生の香織(小西真奈美)に、その後ポチが東京へ移った自分を追いかけて旅立ち、そのまま帰ってこなかったと聞く。一方、山田を追いかけたポチは、たくさんの人間と触れ合いながら東京に向かっていた。それは、現在よりも“ちょっと”昔のおはなし・・・。

 「いぬ」にまつわる11のエピソードを、一つの作品の中に組み込んでいる。長編の合間にCMが入るような構成で短編が挿入される為、作品全体が散漫な印象を受ける。もう少し、一つのエピソードに焦点を定めても良かったと思う。

 この作品は50種、90匹ものいぬが登場し、豪華出演者と共に悲喜こもごもの物話を繰り広げる。いぬ好きにとっては嬉しい作りになっていて、大人も子供も安心して楽しめる話ばかりである。中でもバウリンガル(犬語翻訳機)のエピソードは、実在する商品を扱っているだけに現実感があって思わず笑ってしまう。

 最後のエピソードは、いぬを飼う人々に必ず訪れる「別れ」を描いている。この物語を最後に据える事によって映画に余韻を与えていた。構成に難があり観づらく感じるものの、一つ一つのエピソードには「いぬ」に対する愛情が溢れている作品ばかりであった。


ルーピーQ的評価・・・★★・☆☆二つ星半です。


posted by ルーピーQ at 00:22| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(9) | ■映画レビュー -劇場観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月11日

■スピードワゴンのブログ

スピワ.jpg 
 
 4/5付の堀江貴文氏「社長日記」より抜粋させていただきました。スピードワゴンのお二人がブログを始めていたとは・・・。初めて知ってビックリでした。 

「社長日記」 
  
 ・・・以前にTV番組やラジオ番組でご一緒させていただいた、スピードワゴンの二人が、こっそりblogを書き始めたようだ。

http://blog.livedoor.jp/spwjun/
井戸田潤のブログ

http://blog.livedoor.jp/spw1/
小沢一敬のブログ

・・・という事です。お二人の日常を垣間見る事ができるファンには嬉しいブログですが、オフィシャルHPにもアドレスが載っていない、こっそり始めたブログのようです・・・。お知らせしない方がいいのかも? 




posted by ルーピーQ at 00:06| 千葉 ☁| Comment(1) | TrackBack(6) | ■お笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

■SAW −ソウ−

ソウ.bmp

 老朽化したバスルームで覚醒する2人の男、アダム(リー・ワネル)とゴードン(ケアリー・エルウェス)。どちらも片足を太い鎖でパイプに繋がれ、身動きがとれない。部屋のほぼ中央には、頭部を撃ち抜いた死体が転がっている。全くの不可解な状況で彼らに与えられたのは、テープレコーダーとテープ、一発の弾丸、タバコ2本、携帯電話、2本のノコギリ。テープを再生すると、生き残りたければ、6時間以内に相手を殺さなくてはならないと告げる声が。いったい誰が何のために?そして、なぜ、彼ら2人なのか・・・。

 謎の犯罪者「ジグソウ」に、生命を懸けた「ゲーム」に強制的に参加させられるアダムとゴードン。身動き出来ない状況で、限られたヒントを頼りに謎を解いていく様子が緊迫感たっぷりに描かれ、冒頭からストーリーに引き込まれていく。

 タイトルは元より、あらゆるシーンに張られた伏線に、一瞬でも目を離せば見逃してしまう。その所為か何箇所かの気になる場面があった。すべての謎が明かされても観ている者に解釈が委ねられ、一回観ただけでは完璧に解読出来ないところがつらい。

 中盤もたつきはあるものの、一ヶ月未満の製作日数と低予算の中で、一級品のサスペンスを作り上げた事は感嘆する。設定から「衝撃の結末」に到るまで、見応えのあるサスペンスだった。


ルーピーQ的評価・・・★★★・☆三つ星半です。

『ソウ2』レビューはこちら


posted by ルーピーQ at 00:43| 千葉 ☁| Comment(27) | TrackBack(40) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月08日

■4月公開の気になる映画

今月公開の気になる映画をピックアップ!映画館で観賞したい作品を、私的見解で選んでみました。

■コンスタンティン (4月16日公開)

キアヌ.bmp

ストーリー: かつて2分間だけ自殺に成功したことで、天国行きを閉ざされたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)。天国に行くために自らの特殊な能力を生かして、悪魔払いのエクソシストとなるが・・・。

期待度 ★★★☆☆・・三つ星

公式HP http://constantine.warnerbros.jp/

■インファナル・アフェア -終極無間- (4月16日公開)

終極無間.bmp

ストーリー: 警官として生きること選んだラウ(アンディ・ラウ)は、警察内に残る潜入マフィアたちを始末してきた。大物密輸商人シェン(チェン・ダオミン)とエリート警官ヨン(レオン・ライ)がラウの前に立ちはだかる・・・。

期待度 ★★★★☆・・四つ星

公式HP  http://www.infernal.jp/index_top.shtml

■ハイド・アンド・シ−ク -暗闇のかくれんぼ- (4月23日公開)

ハイドアンドシーク.bmp

ストーリー: 母親を亡くし、田舎にやってきた父と娘。娘のエミリー(ダコタ・ファニング)は、チャーリーというの名の友達が出来るが、その姿は父親(ロバート・デ・ニーロ)には見えなかった・・・。

期待度 ★★★・☆・・三つ星半

公式HP /http://www.foxjapan.com/movies/hideandseek



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posted by ルーピーQ at 00:07| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(1) | ■映画情報 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月06日

■浦沢直樹大ヒット漫画、ハリウッドで実写化!

「MONSTER」ハリウッド実写映画化 浦沢直樹さん大ヒット漫画〜
 
 「YAWARA!」などで知られる漫画家・浦沢直樹氏の大ヒット作「MONSTER」がハリウッドで実写映画化される。「ロード・オブ・ザ・リング」「セブン」などを輩出したハリウッド大手のニューラインシネマが、このほど浦沢氏と実写映画オプション権を結んだことを5日、小学館が発表したもの。

 ニューラインシネマは全米トップクラスの監督、脚本家を起用する方向だという。担当プロデューサーは「私は今、最高に幸せです。必ずや『羊たちの沈黙』『セブン』に匹敵する、身の毛もよだつサイコロジカル・スリラーが誕生するだろう」としている。「MONSTER」は94年にビッグコミックオリジナルで連載開始、7年間にわたり人気を爆発させた作品で単行本累計部数2000万部。日テレ系でアニメ化(火曜・深夜零時40分)されている。製作規模、公開時期は未定。原作の主人公は日本人医師で、日本人俳優が起用される可能性もある。・・・スポーツ報知

 「MONSTER」は、天才医師テンマが一人の子供の命を助けた事により、数奇な運命に巻き込まれていくサスペンスだ。様々な伏線が絡み合い、複雑な人間関係が展開する物語は到底二時間の枠で収まる話ではなく、実写化は困難だろうと思うのだが・・・。キャスト、脚本共に、原作ファンの期待をいい意味で裏切って欲しいと思う。・・・ルーピーQ



今週のベストセラーは?【1,500円以上送料無料の楽天ブックス】

posted by ルーピーQ at 13:25| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■映画情報 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月05日

■ギャング・オブ・ニューヨーク

ギャング.bmp

 1846年、ニューヨークのファイブ・ポインツでは、アメリカ生まれの住人たちの組織“ネイティブズ”とアイルランド移民たちの組織“デッド・ラビッツ”が対立している。幼少のアムステルダムは、神父でデッド・ラビッツのボスである父親を敵のボス、ビリーに殺された。アムステルダムは投獄され、復讐を誓いながら16年の歳月が過ぎる。アムステルダムが帰ってきたファイブ・ポインツは、ネイティブズに仕切られ腐敗していた。デッド・ラビッツは既に壊滅している。それでもアムステルダムは復讐のため素性を隠しビリーの組織に潜り込んだ。やがてジェニーという女に出会い、次第に惹かれていくのだが・・・。

 19世紀、アメリカの混沌とした時代を描いた壮大な叙事詩である。予備知識がなく観賞してもさほど違和感なく入り込めるが、歴史背景を思慮した上での観賞の方が、より映画への理解が深まるだろう。

 ストーリーは、移民VSネイティブの戦いに始まり、復讐、恋愛、徴兵制度による暴動等を絡めながら、激動の時代を生きた人々を描いていく。中でも、ダニエル・デイ=ルイスが素晴しく、圧倒的な存在感でネイティブズのボスであるビリーを演じている。揺るぎない信念を持ち行動するビリーは単なる悪役に終わっておらず、主役であるアムステルダムを演じた、レオナルド・ディカプリオを食った感がある。

 時代の勢いがそのまま画面を通して伝わってくる作品。しかし、恋愛部分は不要なエピソードに思え、中盤で中弛みの印象を与えるのが残念だ。

 支配と差別、血を血で洗い流すが如き行為が繰り返される時代、ニューヨーク黎明期を生きた男達の生き様、無常感を描いた秀作であった。

ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。



ギャング・オブ・ニューヨーク DVD発売中!
posted by ルーピーQ at 01:30| 千葉 ☀| Comment(6) | TrackBack(8) | ■映画レビュー -DVD観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月03日

■エターナル・サンシャイン

エターナル.bmp

 恋人同士だったジョエルとクレメンタインは、バレンタインの直前に別れてしまう。そんなある日、ジョエルのもとに不思議な手紙が届く。「クレメンタインはあなたの記憶をすべて消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないように」 自分は仲直りしようと思っていたのに、さっさと記憶を消去してしまった彼女にショックを受けるジョエル。彼はその手紙を送り付けてきた、ラクーナ医院の門を叩く。自分も彼女との記憶を消去するために・・・。 
第77回アカデミー賞、脚本賞受賞作品。

 「失恋した相手を記憶から消したい」・・・恋の終わりから始まる物語に意表を突かれながらも、すぐに作品世界に引き込まれるのは、誰もが一度は抱くであろう身近な願望を扱っているからだろう。

 記憶を消す事は幸せだった頃の記憶を辿っていくという事だ。逆回転し、交錯する時間軸に最初は戸惑うかもしれないが、過去を振り返る過程で描かれる心の中に住む彼女との会話や、思い出を通して自分をも見つめなおしていくジョエルの姿は観ていて切なくもあり、また共感する事ができる。

 ラブストーリーでありながら、SFの要素もある物語に違和感を感じず入り込めるのは、主役の二人の好演によるところも大きく、ケイト・ウィンスレットがちょっと風変わりな女性を魅力的に演じれば、ジム・キャリーも気弱だが優しい男性を繊細に演じている。
 
 記憶を消してしまった後、また出会ってしまったら同じ事を繰り返すのか、それとも・・・複雑かつ巧妙な脚本と、それを表現する絶妙な映像、巧みな伏線で観終えた後に深い余韻を残す素晴しい作品だった。

ルーピーQ的評価・・・★★★★☆四つ星です。



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posted by ルーピーQ at 00:02| 千葉 | Comment(2) | TrackBack(10) | ■映画レビュー -劇場観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月01日

■ナショナル・トレジャー

ナショナル.bmp

 4千年の歴史を誇る伝説の秘宝。幾多の戦乱を逃れ、フリーメイソンに守られてきたこの秘宝は、1779年に独立戦争中のアメリカで忽然と痕跡を絶った。秘宝の行方を三代に渡って追い続けてきたゲイツ家の末裔ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、その封印を解く鍵がアメリカ独立宣言書にあることを突き止める。ゲイツは公文書館の美人博士アビゲイル(ダイアン・クルーガー)に面会を求めるが、彼女はゲイツの情報を信じようとしない。その頃、秘宝を我が物にしようと企む野心家イアンの魔手が独立宣言書に迫っていた。ゲイツはイアンの裏をかき宣言書を盗み出す計画を立てるが・・・。

 独立宣言書や、一ドル札に纏わる謎を次々に解き明かしながら進むストーリーはテンポが良く、トレジャーハント・ムービーの醍醐味であるハラハラ、ドキドキ感の中、さながらRPGの主人公になったような感覚で物語に引き込まれていく。

 トレジャーハントの舞台を現代にした事や、暴力による流血シーンが一切ない事も大きな特徴だろう。幼い頃よりの夢を諦めず、困難な状況に立ち向かうゲイツはの姿はディズニーならではのメッセージが溢れていて、大人も子供も安心して観賞できる良質の冒険物となっている。

 アクションシーンが少なめな事や、謎解きの部分が多少あっけない点に物足りなさを感じるものの、独立宣言書を盗み出す際のテクニックや、イアンとの攻防、合間に挟まれるジョークなど見応えも十分で、気楽に楽しむことができる。

 ゲイツの相棒である天才ハッカー、ライリー役を演じたジャスティン・バーサの好演が印象に残った。


ルーピーQ的評価・・・★★★☆☆三つ星です。


posted by ルーピーQ at 23:40| 千葉 | Comment(13) | TrackBack(16) | ■映画レビュー -劇場観賞- 2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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